2013から2014と西暦が変わるだけなのに、
やっぱり年末というのはいろいろと考える。
2013年の自分は、なにが変わったのだろう。
「あれができなかった」、「これはこうしたらよかった」
そんなものが数えきれない程、書けば書くほど溢れてくる。
目の前にあるノートには、他にもいろんなことが書いてある。
・人生初の武道館では、数えきれない人を前にプレゼンをした。
・フェリーや飛行機で、北へ南へたくさん出張に行った。
・東京にマンションを借りて、ダンボールで寝れるようになった。
・メディア露出が増えて、寝巻きでコンビニに行けなくなった。
・大切な仲間と別れ、そして新しい仲間がたくさん増えた。
辛かったこと、嬉しかったこと、笑ったこと。たくさんあった。
4月は、術後の経過不良で心肺停止になった。
でも、奇跡的に戻ってきたのは、なにを隠そう、
三途の川がバリアフリーじゃなかったから!
「まだ現世のバリアフリーもできてないのに、
こっちで整っていると思うなよ!戻って仕事しろ!」
と突き返され、結局、橋を渡れず、3日間の昏睡状態から戻ってきた。
この間、会社の会議でこんな冗談がでて、
早速、講演会で使ったら・・・ややウケだった(笑)
今では、こんな笑い話だけど、あの時は真っ暗闇を歩いていた。
自分の口から言葉がでなかったり、車いすで移動できなかったり、
それでも多くの人に支えられて、いつもの日々に戻ることができた。
改めて、2013年、自分がどう成長したか、どう変わったかを振り返る。
また生きることができたし、またご飯も食べれるようになった。
また人前で話せるようになったし、また車いすに乗れるようになった。
今いる日本で、まだ見ぬ世界で、やるべきことはたくさんあって、
僕が生きるべき理由は、やっぱりまだまだたくさんある。
三途の川のバリアフリー化は、まだまだずっと先のことだ。
数えきれない反省や後悔と向き合い、自己嫌悪に陥るんじゃなくて、
それ以上に、成長したことや、みんなで笑ったことを数えよう。