当たり前だけど、僕には死ぬ覚悟がない。

僕は検索をかけて「ドリンカーの救命曲線」を学んだ。

drinker
 
呼吸が停止した場合、呼吸停止数分後に心臓も停止する。
人工呼吸や心肺蘇生法を早くすればするほど蘇生する確立が高くなり、
遅ければ遅いほど、人間は死亡する確立が高くなる。
 
呼吸停止2分後に人工呼吸を始めると90%くらいの確立で生命を救えるが、
3分後は75%、4分後は50%、そして5分後は25%となり、10分後にほぼ0になる。
 
 

4月26日、僕の呼吸は5分間、止まった。

 

予定していたオペが無事終わった後、

突如勃発した不測の事態だった。

 

 

死ぬには覚悟が足りなかった。

 

まだまだやり残したことがある。

まだまだやりたいことがある。

思いを伝えたい人がたくさんいる。

 

昔みたいに、死にたいとも思っちゃいない。

 

 

だから、間際で僕は誰かに呼び戻されたんだと思う。

「お前、まだはえーぞ。もっかい出直せよ。」

そんな具合いに、僕は生き延びた。

 

 

自分で呼吸ができるようになった。

意思表示をすることもできるようになった。

自分の頭で考えて、身動きも取れる。

本を読むこともできるようになったし、

今では、パソコンを操作している。

 

まだ身体は痛む。上手く喋ることもできない。

でも、揺るぎないのは、生きているということ。

 

 

昨日、岸田と洞田の2人が来てくれた。

嬉しかった。また会えたこと、声が聞けたことが。

 

人生のこと、仕事のこと。病院のこと。

今となっては、覚えていないくだらないこと。

たくさんのことを蛇口をひねるように話した。

 

気づけば、4時間半もぶっ通しで話をした。

言葉はうまくでないけど、

2人は「うん、うん」と聞いてくれた。

 

途中、民野が作ったミライロの中間計画を見せてもらった。

今日までのこと、これからのことが緻密にまとめられていた。

これだけ多忙な中、よくここまで。。。と涙がでそうになった。

 

 

面会時間の終わりになって、2人を見送った。

なるべく遠い方のエレベーターでお別れをした。

 

 

生きよう。早く帰ろう。みんなと生きよう。

 

 

僕は、生き抜く覚悟みたいなものを得た。

「生きててよかった。」手術後、はじめて泣いた。

 

 


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