数年前の「大阪の彼女とハイチュー」に続き、シリーズみたいなタイトルだけど、これから書くことに関連性はまるでない。 でも、あの時と同じく忘れられないことで、これから始まるミライロIDの原 …
Category: コラム
カバンノナカミ
<カバンノナカミ> テレビや新聞に露出する機会が増えて、「オレンジ色が好きなんですか?」と聞かれることが増えた。 名刺もオレンジ、ネクタイもオレンジ、車いすもオレンジ。出版した書籍の表 …
万年筆で綴る文章と、手術後の身体で送る日々
出先ではボールペンを使う。もうずっと同じものを使っている。PARKERのジョッターで、デザインは1954年からずっと変わっていないそう。 ペン自体は軽いのに手にしっくり馴染み、書きやす …
それも一局、これも一局
<最初の決断> 進学、就職、転職、家の購入や結婚、離婚。人生には、人それぞれ幾つもの岐路があり、大きな決断をしなければいけない時がある。 僕にとっての最初の決断は、17歳の春のことだっ …

幸せにできなくとも、不幸にはさせない
「異形に対する心の壁は、慣れることでしか解消されない」 ある研究者が残した言葉だ。彼は障害があって、社会からの差別に苦しんだ。 「異形」…普通とは違う形・姿をしていること。また、そのさ …
桜と少年
中日新聞・東京新聞で、家族に対するインタビュー記事が掲載された。随分ふてぶてしい顔をしているけど、内容は至って真面目・・・笑 今回、この記事を見たある女性から、中日新聞さんに連絡があっ …
いつか小学校の作文のように感じるまで
「バリアバリュー」を出版して、あっという間に、1ヶ月以上が経つ。書いてよかった!など、と言えるほど、時間が経ったわけではない。少しだけ出版に至るまでのこと、心境の変化を書き残そうと思う …
かわいそうな人ではない。一人の人と向き合うために
日本は、障害者や高齢者に対して、無関心か過剰だ。 見て見ぬふりをしたり、時におせっかいだったり。 かわいそうな人を助けてあげなければいけないとか、 車いすの人を見たら押してあげなければ …

じわじわ電球を今日も待つ
去年の秋ごろから、ずっと電球が切れていた。 廊下も、脱衣所も。 車いすではもちろん、なんとか立ったとしても、 まるで届かなかった。 年末にまとめた2014年 …
今日、僕はかわいそうな人を卒業する
吃音症の女の子の葛藤を描いた「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を読んだ。 友達の存在が志乃ちゃんを変えた。そして、志乃ちゃんのラストのセリフは強烈だった。 「私をバカに …